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2025/06/08 18:05 |
藤子さん名言。
藤子・F・不二雄

『よく「漫画家になりたいなら漫画以外の遊びや恋愛に興じろ」だとか
「人並の人生経験に乏しい人は物書きには向いていない」だとか言われますが、
私の持っている漫画観は全く逆です。
人はゼロからストーリーを作ろうとする時に「思い出の冷蔵庫」を開けてしまう。
自分が人生で経験して、「冷蔵保存」しているものを漫画として消化しようとするのです。
それを由(よし)とする人もいますが、私はそれを創造行為の終着駅だと考えています。
家の冷蔵庫を開けてご覧なさい。ロブスターがありますか?多種多様なハーブ類がありますか?
近所のスーパーで買ってきた肉、野菜、チーズ、牛乳・・・
どの家の冷蔵庫も然して変わりません。
多くの『人並に人生を送った漫画家達』は
「でも、折角あるんだし勿体無い・・・」とそれらの食材で賄おうします。
思い出を引っ張り出して出来上がった料理は大抵がありふれた学校生活を舞台にした料理です。
しかし、退屈で鬱積した人生を送ってきた漫画家は違う。
人生経験自体が希薄で記憶を掘り出してもネタが無い。思い出の冷蔵庫に何も入ってない。
必然的に他所から食材を仕入れてくる羽目になる。
漫画制作でいうなら「資料収集/取材」ですね。
全てはそこから始まる。
その気になればロブスターどころじゃなく、世界各国を回って食材を仕入れる事も出来る。
つまり、漫画を体験ではなく緻密な取材に基づいて描こうとする。
ここから可能性は無限に広がるのです。私はそういう人が描いた漫画を支持したい。
卒なくこなす「人間優等生」よりも、殻に閉じこもってる落ちこぼれの漫画を読みたい。』


漫画家の名言っていうスレから取ってきた。

や、何か自分の中の価値観がゴトっと音を立てたのが聞こえたよ。

就活しとるし、仕事に関係する価値観が変わった気がする。


自己分析とか、冷蔵庫にある色あせた思い出を穿り返して、これはこれからも使えそう、これは使えなさそう、って整理してるだけや。
本当はその冷蔵庫中の腐ったものも全部含めて自分なのに。
「自分が何か」ってのを自分の中だけで考えるより、「社会にこれだけ仕事があるけど、自分がしたいのは何か」って感じで、社会の仕事をインプットしながら考えたほうがずっとええ。
やっぱ業界研究やろ。
本当に重要なのは、社会にいち早く出ていって、自分が「コレ!」って思う一番新鮮なものを取ってくるこっちゃな。

何か、積み重ねが大事っていうけど、それは「積み重ねた思い出が大事」っていう意味じゃなくて、
「どんどんと外から吸収し続けることが大事」ってこと、ちょっと昨今、忘れてた気がする。


ではでは。
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2007/11/14 10:10 | Comments(0) | TrackBack() | ただの日記

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